香港 九龍サイドの油麻地(ヤウマテイ)という場所に
道具屋筋のような、雑貨屋さんというにはもっと
ローカルな庶民の雰囲気の金物屋さんが立ち並ぶ上海街という場所があります。
(かならず油麻地の駅で降りて上海街を歩いてください。
一駅違いのモンコックの上海街は風俗街です。要注意!!)
上海街の金物屋さんは置いているものが大体同じなのですが
店によっては蒸籠を中心とした品揃えだったり
ステンレス製品、製菓材料中心など少しずつ特色があるので
この通りをゆっくり見て回るのはとても楽しいですよ。
おもしろいのが「福」とか金魚、桃の抜き型!
これは野菜用の抜き型です。
旧正月の料理の飾り用として「ラッキー」を象徴するような
おめでたい文字やモチーフがたくさん売られています。
その芸の細かさといったら!
蒸籠は直径が40センチ近くある大きなものから
10センチ未満の小さいものまで何でもあります。
買うときは本体とふたが別売りなので気をつけてくださいね!
気に入った本体を見つけたらそれとぴったりと合うふたを探します。
私は35センチの直径の大きな蒸籠を一つと小ぶりの蒸籠をたくさん買いました。
小さいものはお菓子や中国茶を入れてテーブルに出したり
チョコレートのトリュフをいれて蒸籠ごとプレゼントしたり
小さいものもいろいろと使い勝手がいいですよ。
これ・・・未だに何に使うのかよくわからないんですが
その素朴な立ち姿に思わず「かわいい!!」と。
アーモンドプードルがたっぷりの中国風クッキーに型押しして
「福クッキー」なんて作るのはどうかな?
これ箸置きなんです。
並べておくとなんだかおしゃべりしてるみたいでしょ。
手描きなので顔が一つ一つ違うんですよ。
「ねえ、今日どんないたずらする?」
「そうだねぇ・・・」
おしりがチャーミング?