中国料理には蒸し物が多く、魚を一匹丸ごとお皿に乗せて蒸した料理がありました。
とてもおいしいメニューでしたが、蒸し上がりのお皿を取り出すとき毎回ヤケド必至の至難の業だったのです。
熱くなったお皿を、もうもうと蒸気の上がる鍋に手を突っ込みなにしろ魚一匹なわけですから重みもあり、ゆっくりと
お汁をこぼさないように引き上げるその熱いことと言ったら!手にかぶせているミトンなど全然役に立ちません。
その後、この蒸し皿つかみを発見したときには
これでヤケドから開放されつつあの魚の蒸し料理が食べられる〜とカンゲキでした!
ステンレス製でとても簡単な作りなのですが28センチの平皿や深皿から直径8センチの茶碗蒸し椀までなんでもござれ。
蒸し器につっこみ面白いようにすいすいっとつかめてやけど知らず。
大きなお皿も小さいお皿もとても安定してつかむことができます。
一家に一台、この蒸し皿つかみであなたも今日から蒸しもの上手!!
注)たいていの形のお皿をつかむことができますが、皿によってはどこの部分もひっかかるところがないものもあります。
(限りなく平らなお皿の縁が急に90度にそり上がっているものなど)
あらかじめ蒸したいお皿をつかんでみて確認してから蒸し器にいれましょう。
ヤケド必至でも食べたかったお気に入りの中国料理メニューです!
材料
たいなどの好みの白身魚 うろこと内臓をとってきれいにふいておく。
(体長30センチぐらいまで) 1匹
長ネギの白い部分 1/2本
生姜の千切り 1かけ分
油 大さじ1
(仕上げ)
白髪ねぎ 長ネギ一本分
生抽(日本の濃い口しょうゆとほぼ同じもの。お手持ちの濃い口しょうゆで代用)
大さじ2
油 大さじ4
作り方
皿に魚をのせ、油大さじ1をかける。
ネギのぶつ切りと生姜の千切りをのせ蒸気の上がった蒸し器にいれて約10分蒸す。
皿をひきあげ蒸し汁とネギと生姜を捨てる。
魚に白髪ネギをのせ、しょうゆ大さじ2を回しかけ、あつあつに熱した油大さじ4を、魚と白髪ネギ両方にかかるように
じゅっとかけてできあがり。
(油をかけるときはシンクの中でやると油がはねても大丈夫)
注)油を熱したり魚にかけたりするときもやけどに注意!
香港の本場の食べ方、身をほぐして骨をとり、しんなりした白髪ネギとしょうゆの蒸しだれとともにご飯にかけて食べてみて。
とってもおいしいですよ!